毎日忙しいと、なかなかお風呂掃除にまで手が回らないですよね。働いている方ならお仕事がありますし、そうでなくとも他の家事や料理もあります。お風呂掃除が後回しになってしまうのも仕方ないことです。
ですから今日は誰でもカンタンにできるお風呂掃除の仕方を紹介します。黒カビや水垢の落とし方もポイントを絞ってしっかり解説しています。特別な道具や大変な作業はありません。
忙しいあなたでもできるよう、紹介する道具や掃除方法は全て4つにまとめました。この記事を最後まで読んでもらえば、時短・省エネでお風呂掃除ができ、一日の終わりに綺麗なお風呂でホッと一息つける毎日が送れるでしょう。
①お風呂のカビの原因はどこにある?
黒カビは以下の3条件を満たす環境で急速に増え始めます。
・温度
・水分
・栄養
お風呂は適度に暖かく、水分があり、皮脂などの汚れが溜まりやすい場所です。つまり、この3条件を満たしており、黒カビが繁殖するには最適な環境なのです。温度と水分はお風呂という環境上、完全には無くすのは無理でしょう。
けれどカビの栄養となる汚れはこまめな掃除さえすれば落とせます。また、湿気対策として、お風呂から出たあと、浴室の床や壁の水分を拭き取るのも有効です。こうした日々のちょっとしたひと手間で、黒カビの発生は防げるのです。
②お風呂掃除に必要な4つの道具
ここでは、カビ取りを含む、本格的なお風呂掃除をする時に、揃えておくと役立つ基本のアイテム4つを紹介します。
簡単お風呂掃アイテム①雑巾
カビのある箇所の水気を拭き取る時と、最後の仕上げに使います。
せっかく掃除をしても、浴槽や床が濡れたままだと、またカビが増えてしまいます。最後まで気を抜かず、しっかり水気を拭き取りましょう。
簡単お風呂掃アイテム②ゴム手袋
お風呂のカビを落とすにはカビ取り剤が必要です。カビ取り剤は強アルカリ性の塩素系漂白剤であり、毒性と刺激の強い薬剤です。ですから、使用の際は必ず手袋をしましょう。
簡単お風呂掃アイテム③マスク
カビ取り剤の塩素は空気中の炭酸ガスと反応し、有毒なガスを発生させます。カビ取り剤を使う際はゴム手袋だけでなくマスクを着用し、換気もしながら作業しましょう。
また、発生したガスは比重が重く、浴室の床近辺に滞留しますので、低い姿勢で作業する時は特に注意が必要です。
簡単お風呂掃アイテム④ラップ
カビ取り剤を散布した箇所にラップを被せることで、薬剤の蒸発を防ぎ、無駄なく薬剤を浸透させることができます。このラップの使用法については、後の章でも詳しく説明します。
③効率よくお風呂掃除をするための4つのポイント
黒カビを発生させないためには、お風呂掃除をこまめに行うことが大切です。そこで、お風呂掃除を気軽に行う工夫や、黒カビの発生を予防するちょっとしたポイントをお伝えします。
3-1:掃除道具は取り出しやすい場所に保管
汚れやカビに気づいた時、すぐ掃除できるよう、掃除道具はすぐ手に取れる場所に保管しましょう。歯ブラシやスポンジ、洗剤は浴室に置いておきましょう。その際、洗剤は床に置くとカビの温床になってしまうので、吊るしてください。もし吊るせない場合は、脱衣所などに置くのも良いでしょう。
3-2:浴室の床に置くものは最小限にする
カビの温床を作らない為に、洗剤だけでなく、洗面器や椅子なども浴槽のヘリにかけ、床から浮かせましょう。シャンプーなども吊るして保管し、難しい場合は、少し面倒でも浴室外で保管することをお勧めします。
3-3:「ちょこっと掃除」を毎日行う
理想的なお風呂掃除のやり方は、毎日、短時間でいいのでコツコツ行うことです。たとえば、お風呂から上がるとき、壁や洗い場を流すだけでも、カビ対策になります。
また、お風呂の水を抜く時は、ついでに軽く浴槽をスポンジでこすっておきましょう。このように、お風呂にいる時、ほんのわずかな時間で構わないので、いつもこまめに掃除していれば、それだけで浴室は十分清潔に保てます。
3-4:洗剤がなければ代替品でもOK
専用の洗剤を用意しなければいけないのも、お風呂掃除を面倒に感じる要因でしょう。しかし、水垢程度であれば、洗剤がなくても重曹とクエン酸で落とせます。
重曹を1カップほど溶かした残り湯に、椅子やお風呂の蓋などを浸しておくだけで、皮脂を落とすことができます。また、水に溶かしたクエン酸を吹きかけて、スポンジでこすれば頑固な水垢も落とせます。
④お風呂の中にあるカビ退治の具体的な4つのステップ
いよいよこの章では黒カビを落とす具体的なやり方について、4つのステップに分けて説明していきます。
お風呂掃除のステップ①水気を拭き取り、薬剤を塗布する
黒カビを見つけたら、薬剤をしっかり付着させる為にも、まずは水気を拭き取りましょう。
水気を拭き取ったら、いよいよカビ取り剤を噴霧します。この時、スプレーのレバーは最後までしっかり引いてください。中途半端に引くと薬剤の泡が大きくなり液だれし、カビにうまく付着しません。
また、換気と、マスク・手袋の着用も忘れずにしましょう。
お風呂掃除のステップ②カビ取り剤を散布した箇所にラップをする
カビ取り剤を散布したら、薬剤を蒸発させることなく、カビにしっかり密着、浸透させる為に、薬剤の上にラップを貼り付けます。ラップをしたら軽く押さえ、薬剤とラップの隙間をなくしてください。
なお、カビが広範囲に及んでいる場合は、1枚のラップをずらしながら使用します。そうすることで、すでにラップに薬剤がついている為、薬剤の節約もできます。
お風呂掃除のステップ③60分放置したあと、シャワーで洗い流す
カビに薬剤をかけ、ラップをしたら、そのまま60分放置します。よく、カビ取り剤の商品説明には、15分~30分放置と書かれていますが、汚れが酷い場合、60分位放置した方が効果的です。
放置後は薬剤を散布した箇所だけでなく、浴室全体をシャワーで洗い流します。スプレー式の薬剤の場合、思わぬ箇所に薬剤が飛んでいる可能性もあるからです。
お風呂掃除のステップ④浴室全体に50℃以上のシャワーをかける
薬剤を洗い流したら、浴室全体に50度以上のシャワーをかけましょう。カビの菌は熱に弱い為、高温のシャワーで死滅させることができます。
また、もし細かい箇所に残る黒カビを見つけたら、歯ブラシで取り除きます。すでにカビの菌自体は死滅していますので、簡単に落とせるはずです。50度のシャワーをかけたら、最後にしっかり水気を拭き取って完了です。
お風呂の水垢がなかなか落ちない時はクエン酸がおすすめ
お風呂の水垢はクエン酸で落とすと素早く汚れが落ちます。水垢は水道水に含まれるミネラルやカルシウムが固まった物なので、アルカリ性です。その為、酸性であるクエン酸で中和することで落とすことができます。
クエン酸で水垢を落とすには、クエン酸の粉と水を混ぜたクエン酸水を作ります。これをスプレーボトルに入れ、水垢に吹きかけ、20分以上放置します。なお、クエン酸もスプレーボトルも100均で手に入ります。
もし汚れがひどい時は、クエン酸水を直接吹き掛けるのではなく、水垢の上にキッチンペーパーを置き、その上からスプレーしてください。そうすることで、クエン酸水をよりしっかり染みこませることができます。
20分以上放置したら、今度はクエン酸水ではなく、クエン酸の粉を直接振りかけ、スポンジや歯ブラシなどで良くこすり、汚れを落とします。汚れが落ちたら、最後に水で洗い流して完了です。
⑥お風呂掃除が大変な時は、家事代行を使ってみよう
お風呂掃除の基本は先手必勝です。カビや水垢がつく前に、日々の隙間時間に小まめに掃除するのがベストです。けれど、どうしてもカビや水垢が発生してしまうこともあるでしょう。
そうした時も、適切な道具を準備しておき、上手に使えば素早く対処できます。ぜひ今回の記事を参考に、お風呂掃除の道具を揃え、小まめなお掃除を心がけてみてください。ただ共働きの夫婦や一人暮らしや高齢に伴い腰痛がひどい場合は毎日のお掃除も大変ですよね。
そこで、家事代行という方法もあります。家事代行を利用することで、毎日綺麗なお風呂を利用することができます。ぜひ、検討してみると丁寧な暮らしをすることができます。詳しくは、「スマイルプラスの家事代行」をご覧ください。
代表:安田
これまで10年に渡りのべ1万件のご家庭のお悩みに寄り添ってきました。
自身も主婦経験、子育て、仕事への両立の難しさを経験したことから少しでも同じお困りごとを持つ方へのお力になれましたら幸いです。スマイルプラスのサービス概要はここをクリック