子どもの心を健やかに きっと、どのお母さんも、おんなじことを考えて育児をしていますよね^^ では、“健やかな心”とは何なのでしょうか? ★文部科学省では地域や家庭での教育力の低下を発表している 文部科学省では、近年の子どもたちは地域の関りが減っている、共働き、核家族化している、実際に経験をする機会が減っているなどの理由により、教育力が低下しているとしています。 それによりどんな事が子どもたちの心に起こっているかというと……。 ・命の大切さを理解しきれていない ・自分を大切にできていない ・自制心の低下 ・規律を守れない ・コミュニケーション能力の低下 このようなことが起こっているとされます。 たしかに、些細な行き違い、勘違いから起こる“いじめ”、自分を大切にできず、どんどん問題が複雑化し、最終的に自殺してしまうことも。 ★健やかな心って?どうやってはぐくむのか? 健やかな心とは、文部科学省で挙げられた5つの条件の正反対、命の重さを理解し、自分を大切にできる、自立したものと考えられますよね。 では、“健やかな心”をはぐくむには何をしたらよいのでしょうか? ①挑戦するときは、干渉し過ぎない ②「アドバイス」はしても「答え」を教えない ③自分でやった方が早くても、“あえて”自分のことは自分で行わせる ④忘れ物をして“恥をかかせてもよい”から、気が付いても教えない 具体的な行動としては上記のようなことでしょう。 ★①挑戦するときは干渉し過ぎない 自転車の補助輪を外すとき、倒れないようにずっと抑えててあげたくなりますよね。 でも、いつまでも手で押さえていては、いつまで経ってもお子さんの補助輪は外れません。 それと同じように、お子さんが何か新しいこと、ひとつ上のステージに向かうために挑戦をしているときは、“干渉”ではなく“見守る”ように心がけましょう。 見ているだけでドキドキハラハラしてしまいますよね。気が気ではないでしょう。 でも、そこをグッと堪えて、見守り役に徹するんです。 そうすることで、前向きに挑戦する心を育てられますよ。 ★②「アドバイス」はしても「答え」を教えない お子さんが「めいろ」で遊んでいるとき、行き止まりに何度もぶつかって、お子さん自身がイライラし始めることもありますよね。 だからと言って、「こっちへ進めばいいんじゃない?」と答えを教えてしまうのは早すぎます。 「少しさきを見るようにしたら?」と発想や見方を変えるアドバイス程度にしておくのがベターです。 アドバイスを元に成功した場合、その手柄はお子さんのもの! でも、答えを教えられて成功した場合、手柄は教えてあげた人のものになってしまいます。 お子さんの達成感を大切に、もどかしい気持ちを我慢してアドバイスしましょう。 そうすることで、小さな達成感、成功体験を積み重ねる機会が増えるので、自己肯定感の高い心が育てられますよ。 ★③自分でやった方が早くても、“あえて”自分のことは自分で行わせる たとえば、幼稚園くらいのお子さんに“自分の服を畳んでしまう”ようにさせるとき、自分でやったほうが確実に早いですよね。 畳むのも、お子さんひとりでやってしまうとぐちゃぐちゃになります。 ママがやってしまえば、ササッと畳めるでしょうし、タンスにしまうのだってキレイにできるでしょう。 でも、“あえてひとりで”任せます。 Tシャツがシワになってしまっても、その場ではしっかりとほめて、自分のことは自分でやるということを身につけさせるのです。 幼稚園くらいで、自分のことは自分で、これを身につけられたら、小学生になったときに次の日の準備が苦でなくなりますよね。 教科書を準備して、着替えの準備もしておく、次の日には行事がないかどうかも自分でできるようになってくれたらGOODですね。 自分のことを自分でする、自立した心を育てられます。 ★④忘れ物をして“恥をかかせてもよい”から、気が付いても教えない ③の自分のことは自分で行う、と教えているうちに、何度かはお子さんの“忘れ物”に気が付いてしまうこともあるでしょう。 月曜日なのにエプロンをしまっていない。 今日は体育の日なのにジャージを持っていない…。 そういったことは、ママならば簡単に気が付いてしまいます。 ここで、「忘れているよ」と言ってしまえば、お子さんもミスに気が付きますし、学校へ行っても恥ずかしい思いをしなくて済みます。 それを考えると、ついつい教えて揚げたくなりますよね。 でも、ここもグッと堪えましょう。 小さなうちに“忘れ物をして恥ずかしい思いをした”経験があれば、「準備は大切なことだから、もっとしっかり確認しておこう」とお子さんが考えるようになります。「先生の話を聞き逃すと忘れ物をしてしまう」ということに気が付き、ちゃんと話を聞いてメモして帰ってくることもできるようになるかもしれません。 一度の小さな“恥ずかしい気持ち”で、たくさんのことを学べるかもしれません。 これによって、あとのことを考える心を育めますよ。 ★ママのできることは見守ること!手を出すのは我慢して健やかな心を育もう 健やかな心を育てよう!と簡単に言うけれど、実際に何をしていいのか分からなかった人もいる でしょう。 今回挙げた例は、ほんの一部ではありますが、心がけることでちょっとは役に立つかもしれません♪ ママにとってはちょっとした苦行のように感じてしまうかもしれないですが、“言ってしまいたい、やってしまいたい気持ち”を堪えて、お子さんの成長を促してみましょう。
代表:安田
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